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問題

がんの一種である「中皮腫」を引き起こす原因物質とされているのは、次のうちどれでしょう?

  1. アスベスト
  2. ホルムアルデヒド
  3. PCB

解説

「中皮腫」とは、人の臓器を包んでいる膜(胸膜や横隔膜など)にある「中皮細胞」から発生するがんです。症状は、発症した部位に痛みやしこりを感じたり、体内の空間に水がたまり張りや圧迫感をおぼえたりするというもの。

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By Frank Gaillard投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, Link

そんな中皮腫を発症する人の多くは、「アスベスト」を扱う仕事に関連している(していた)人々です。

アスベストは、石綿とも呼ばれる繊維状の鉱物。安価で、断熱性や防音性にすぐれることから、建物や鉄道の車両などに多く使われてきました。

問題は、その繊維がきわめて細かく、人の体内に入りやすかったことです。

アスベストの危険性は、1970年代にはすでに認識れていました。1975年には、アスベストの含有率が5%を超える吹き付け施工が禁止に。

その後、徐々に規制が強まり、2006年にはアスベスト含有率が0.1%を超える製品の製造、輸入、使用などが禁止となっています。しかし、中皮腫による死者数は、それ以降も年間1,000人を超え、年々増えているそうです。

これは、アスベストの潜伏期間が約20年から50年と長いため。また、規制前の建物の取り壊し、撤去作業などで、期せずアスベストにさらされてしまうこともあります。

例えば、1995年1月17日に発生した兵庫県南部地震によるの阪神・淡路大震災。

あの震災で倒壊した建物の解体や撤去に携わった人のうち、少なくとも5名が中皮腫で命を落としているそうです。

(参考)中皮腫 基礎知識:[国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ]

正解

ということで、今回のエコクイズ「「中皮腫」を引き起こす原因物質は?」の答えは、1の「アスベスト」でした。2「ホルムアルデヒド」は住宅用の塗料や接着剤に含まれる化学物質。3「PCB」は、ポリ塩化ビフェニルの略で、カネミ油症の原因物質です。

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