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「グリーンボンド」とは何でしょう?「環境にやさしい」という意味を持つ「グリーン」という言葉が入っているので、環境関連の何かであるという察しはつくかと思います。

では、環境に関連した何をどうするものなのか?この記事では、クイズを通して、グリーンボンドとは何かを学んでみましょう。

問題

「グリーンボンド」の意味として最も適切なものはどれでしょう?

  1. 環境事業に使い道を限定して発行する債券
  2. 国が主導する脱炭素プロジェクトの愛称
  3. 人と環境に配慮してつくられた接着剤

答えと解説

エコじろう

ふうむ。「グリーンボンド」って言葉、僕は初めて聞いたけど、とりあえず3はひっかけだよね。「グリーン」な「ボンド(接着剤)」って、多分それはないわあ。

小秋先生

まあ、この選択肢はサービスよね。では、残る1と2のうち、どちらが正解か分かる?

エコじろう

そうだなあ。証券会社の広告なんかで「○○ボンド」なんて言葉を見たことがあるような気がするから、1が正解じゃない?

小秋先生

当たり!正解は1の「環境事業に使い道を限定して発行する債券」よ。「グリーンボンド」の「ボンド」は「債券」って意味なの。「集めたお金は環境に使います!」って宣言して、証券を発行するのよ。

グリーンボンド

エコじろう

環境にやさしい債券ってところだね。発行するのは誰なの?

小秋先生

ふつうの債券と同じく、国や地方自治体、企業などよ。最初にグリーンボンドを発行したのは、世界銀行グループのひとつ「IBRD」だったわ。これが2008年のこと。その後、国際機関による発行が続き、急速に広がってきたのよ。

http://www.worldbank.org/

エコじろう

へえー。けっこう新しい取り組みなんだね。日本にも、グリーンボンドを発行している会社や自治体はあるのかい?

小秋先生

2017年10月、東京都が初のグリーンボンドを発行したわ。集めたお金は、公園や河川の整備、都の施設の再生可能エネルギー電力使用料、それから2020年の東京オリンピック・パラリンピックの施設の環境対策なんかに使われるそうよ。

「東京グリーンボンド(外貨)」の発行について

エコじろう

都は集めたお金で環境対策をしてイメージアップ、住民や旅行客は快適、債券を買った人は利子がもらえてうれしい。みんな幸せになるしくみだね。

エゴじろう

ふっふーん、いいことを聞いたぜ。

エコじろう

あっエゴじろう!いつの間に!

エゴじろう

俺様も「エゴじろうグリーンボンド」を発行するかな。集めたお金は植林に使うとか言ってさ。実際の使い道は黙ってりゃ分からねーし。環境バカをだまして一儲け&イメージアップでモテモテとくらあ。うひゃひゃ。

エコじろう

うーん、なんて悪いやつなんだ

小秋先生

まあ心配ないわよ。そんなんじゃ絶対、お金なんか集まらないから。

エゴじろう

な、なんだと!?

小秋先生

グリーンボンドが広まるにつれ、調達した資金の使い道や、対象となるプロジェクトの評価をはっきりさせたいという市場関係者が増えてきたのよね。

エコじろう

エゴじろうみたいな悪いやつがいたのかなあ。

小秋先生

か、どうかは不明だけど、各国の金融機関などの間では、グリーンボンドのガイドラインを定める動きが広がってきたの。最も知られているのは、2014年にシティやJP・モルガン・チェースなど4つの銀行が共同で策定した「グリーンボンド原則(GBP)」。

小秋先生

例えば、さっき紹介した東京都のグリーンボンドはGBPに沿っているのよ。

エコじろう

へえー、悪いことはできないようになっているんだね。

エゴじろう

ちっ、しょーもな。帰って寝るか。

小秋先生

ちなみに、日本では環境省が独自の「グリーンボンドガイドライン」を策定しているわ。

環境省「グリーンボンドガイドライン2017年度版」(PDF)

エコじろう

GBPとは何が違うの?

小秋先生

うーん、いまひとつ立ち位置がよく分からないんだけど、環境省の姿勢を示すことと、日本語で分かりやすく説明するのが目的みたいね。GBPより基準が厳しいとかゆるいとかはないようよ。

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