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問題

レイチェル・カーソンが、1962年の著書『沈黙の春』で環境への悪影響を訴えたものは、次のうちどれでしょう?

  1. 殺虫剤
  2. 放射性物質
  3. フロン

解説

レイチェル・カーソンは、アメリカの生物学者で、1960年代に環境問題を告発した人物として知られています。最もよく知られた著書は、1962年出版の『沈黙の春(Silent Spring)』。

その中でカーソンは、殺虫剤、農薬など化学物質の過剰使用の危険性を訴えています。中でも大きく取り上げられたのが、DDTという殺虫剤です。

1939年に殺虫効果が認められたDDTは、安価に製造できてその効果は絶大。戦中・戦後の衛生管理、蚊が媒介する病気であるマラリア対策、農業における生産性の増大に大きな役割を果たしたと言われています。

DDT WWII soldier.jpg
By Image and description Content Providers(s): CDC – http://phil.cdc.gov/phil/details.asp?pid=2620 (PHIL 2620), パブリック・ドメイン, Link

ところが、カーソンの指摘で事態は一転。DDTは生物体内に残留し、生態系を破壊する物質として知られるようになったのです。DDTで利益を得ていた関連業界は、カーソンをつぶしにかかりました。

『沈黙の春』の序章「明日のための寓話」が、架空の町を描いたものであったことから、非科学的だのなんだの、色々と言われたようです。しかし、世論や各国の政策は、業界の思い通りには動きませんでした。

現在、DDTはほとんどの国で製造・使用が原則禁止されています。

正解

ということで、本日のエコクイズ「レイチェル・カーソンが『沈黙の春』で環境への悪影響を訴えたものは?」の答えは、1の「殺虫剤」でした。フロンがオゾン層を破壊するとして問題になったのは1970年代。カーソンが1964年に没した後のことです。

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