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eco検定について検索していると、「取るメリットあるの?」なとどいう質問スレッドに行き着くことがあります。知名度がいまいちだからか、合格率が約7割と比較的易しめだからか、どうも軽く見られがちだという印象です。

合格者として、この状況は非常に歯がゆい。

eco検定の合格証

確かにeco検定は、持っているだけで人を感心させることができるとか、それだけで環境コンサルタントとして独立できるとか、そういうメリットがある資格ではありません。

しかし、私がeco検定を通じて得たものを考えると、「取らない人は損してる」ぐらいのことは言いたい気分なんですよ。正直。

そこで、今日はeco検定取得のメリットを語ってみたいと思います。3つあります。

メリット1:大手企業が推進している資格です、と言える

eco検定は、企業の環境教育やCSR活動に利用されています。

2017年9月現在、東京商工会議所のeco検定公式ウェブの「eco検定推進企業」のページには、69社が掲載されており、大手では、花王やバンダイ、NTT東日本、セブン&アイホールディングスなどの名前が挙がっています。

http://www.kentei.org/eco/suishin.html
※画像部分をクリックすると、eco検定公式サイトの「eco検定推進企業」のページにジャンプします。

ここに名前が挙がっている企業に就職・転職する場合は、eco検定を取得して、履歴書に可能な限り大きく書きたいところです。

就職・転職したい企業が、推進企業ではない場合も、あなたが環境について、一定以上のレベルの知識を蓄えていることをアピールするきっかけにはなります。東京商工会議所が主催していて、大手企業を初めとする約70の団体が推進していると言えば、得体の知れない資格だとは思われないでしょう。

ただ、注意した方がよさそうなのは、ここで言う「推進」の意味。

東京商工会議所は、「環境報告書やCSRレポート、ホームページにおいて、eco検定合格者数や取得率等、eco検定を推進している旨を具体的に記載していること」を推進企業の要件として掲げています。

そして、ここで言う「環境報告書」等は3年以内のものに限られています。

東商がどのくらいの頻度で「eco検定推進企業」紹介ページのメンテナンスを行っているかどうかは不明ですが、応募の際には、各社の最新の環境報告書やホームページ等を確認した方がいいでしょう。

メリット2:環境問題について幅広く学べる

一般に「環境」「エコ」と聞いて思い浮かべるのは、資源のリサイクル、地球温暖化、風力・太陽光発電、森林の減少、絶滅の危機にある生き物などではないでしょうか。

eco検定の出題範囲にも、そういったジャンルは含まれますが、もっと多岐にわたるのが特徴です。

例えば、世界の食料・水の偏り、廃棄物の処理、危険な化学物質や放射性物質の取扱いの問題など。私たちがこの地球上で暮らしていく上で解決しなければならないことが、他にも山ほどあることが分かります。

地球のイラスト
©素材屋小秋

また、起こっている問題そのものだけでなく、その背景となる地球や気候のしくみ、産業の歴史、そして国連や日本政府その他の団体がどういった対策を取っているのかを知ることができるのも魅力。

すなわち、環境問題にはどんなものがあるか、その背景は何か、どんな対策が施されているかを総合的に知ることができる、これがeco検定のメリットのひとつです。

「何か地球にいいことをしなければ」「環境保全に関係した会社に入るために、学生時代から何かアクションを起こしたい」という漠然とした目標を持った人は、まずは検定テキストを手にとってみることをお薦めします。

クジラ漁反対でも、サンゴ礁の保護でも、里山の再生でも何でもいいですが、思いつきで何らかのボランティアや団体に参加することはおすすめできません。

もちろん、飛び込んでみて、「この活動こそわが天職!」となった場合は結構なことです。しかし問題は、やっぱりこのジャンルではなかったとか、方針が違った、とかいう場合。

貴重な時間と労力、資金を費やした挙句、その経験を活かした就職先もないとなっては目もあてられません。ここは急がば回れで、まずは総合的な学習を。なに、2~3ヵ月もあればマスターできますので。

メリット3:環境関連のニュースが分かる

eco検定のメリットで、最も即効性があるのは、環境関連のニュースが分かるようになることです。

eco検定のテキストは、ほぼ2年ごとに改定されており、最新のキーワードや国際的な動向が盛り込まれています。そして検定合格のためには、それらを覚えることが必須。なので、受験を終えた頃には、環境に関する言葉の引き出しが格段に増えています。

例えば、このニュース。今年の7月、外務省のキャンペーンに、「PPAP」のピコ太郎さんが起用されたという話です。

 外務省が、国連の定めた「持続可能な開発目標」(SDGs)の知名度向上に取り組んでいる。タレントのピコ太郎さんが登場するPR動画を公開したほか、吉本興業とも協力してお笑い芸人のロゴを売り出すなど工夫を凝らす。(中略)

 SDGsは貧富の格差や気候変動など国際社会が解決すべき課題を掲げた目標で、2015年の国連サミットで採択された

「SDGs」知って 外務省、PR動画にピコ太郎さん  :日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS10H35_Q7A710C1PP8000/

太字の部分は、eco検定の受験者にとっては当たり前の事項を示したもの。この部分が分かっているので、「SDGs」とは?から調べなければならない人と比べて、素早く状況を把握して面白がることができます。

ちなみに動画はこちら。

また、私が最近経験した例では、環境省のセミナーの概要が理解しやすかったということがありました。

2015年12月にCOP21で採択されたパリ協定では、世界共通の長期目標として、産業革命前からの平均気温の上昇を2度未満にすることが盛り込まれています
 このパリ協定の採択を契機に、Science Based Targets (SBT)(科学と整合した目標設定)という、2度目標に整合した意欲的な目標を設定する企業を認定する国際イニシアティブが大きな注目を集めています。

環境省_「Science Based Targets(SBT:企業版2℃目標)策定セミナー」・「サプライチェーン排出量算定セミナー」の参加事業者の募集について

太字部分は、これまたeco検定の必須事項です。これらの事実やキーワードが頭に入っているので、新しい試みである「SBT」の話にもすっと入っていけるわけです。

eco検定のメリットまとめ

ということで、今日は、eco検定のメリットを3つ挙げてみました。

メリット1:大手企業が推進している資格です、と言える
メリット2:環境問題について幅広く学べる
メリット3:環境関連のニュースが分かる

まとめますと、就職・転職における自己アピールのきっかけとなり、環境問題について広い視野を持つことができ、情報収集がラクになるというメリットがあるとなるでしょうか。

eco検定の平均的な学習期間は2ヵ月と言われており、独学でも十分合格することが可能です。

今日、環境に全く無関心でいられる企業もそうそうないことですし、エコや環境保護に関心がある人のみならず、余力がある方、就職・転職にあたって何か強みがほしい人は、ぜひチャレンジしてみてほしいと思います。

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