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地中の鉱物資源の埋蔵量には限りがあるということで、新たな資源として注目されているのが、使用済み小型家電に含まれる貴金属やレアメタルです。

2020年東京オリンピックのメダルを使用済み携帯電話などから製作するプロジェクトも、そんな資源の有効活用の一環ですが、このページでは、そのプロジェクト名にもなっているエコ用語をクイズにしてみました。

問題

使用済みの小型家電で、貴金属やレアメタルなど、リサイクル可能な資源を含むものは、別名何と呼ばれているでしょう。次の3つの語句から適切なものをひとつ選んでください。

  1. 都市鉱山
  2. 紛争鉱物
  3. 関与物質総量

携帯電話のイラスト

解説

金や銀などの貴金属や、リチウム、クロム、ニッケルといったレアメタルは、地中から採取するものです。

しかし、その量には限りがあり、いずれは枯渇するとされています。例えば、金や銀は、すでに約7割が掘り出され、今後採掘できる年数(可採年数)は約20年とか。

そこで、注目されることになったのが、すでに採掘された貴金属やレアメタルを多く含む携帯電話、ゲーム機、デジタルカメラなど小型家電です。

これら有用金属を含む小型家電の廃棄物は鉱山に例えられ、「都市鉱山」と呼ばれます。よって、クイズの正解は1。

この都市鉱山というキーワードは、eco検定頻出です。小型家電の再資源化を促進するための法律「小型家電リサイクル法」や「レアメタル」という関連用語とともに押さえておきましょう。

次に、2.「紛争鉱物」は、紛争地域で産出される鉱物資源のうち、現地の武装勢力の資金源となっているものの総称です。

具体的に何が紛争鉱物にあたるか、その定義はさまざまですが、アメリカの法律では、コンゴ民主共和国とその周辺国で産出される4種の鉱物(金、タンタル、スズ、タングステン)を指します。

eco検定公式テキスト(第6版)でこの用語が登場するのは、第5章の「消費者としての市民」の項目。

紛争鉱物が用いられたパソコンや携帯電話を買うと、間接的に紛争に加担したことになるので、選択するべきではないとされています。

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3.「関与物質総量」は、目的の資源を得るために掘り出した鉱石や土砂など、資源獲得に費やした物質の総量のこと。

例えば、金1グラムの関与物質総量は、なんと1.1トンだそうです。ごく少量の貴金属を取り出すのに、環境にはたいそうな負荷がかかるんですね。

正解

1

ということで、「使用済みの小型家電で、貴金属やレアメタルなど、リサイクル可能な資源を含むもの」の別名として、適切なのは1「都市鉱山」でした。

ちなみに、私は「都市鉱山」という言葉を初めて知った時、『風の谷のナウシカ』を思い出しました。

コミック版の2巻に、鉱山の町が登場するのですが、昔の宇宙船が「超硬質のセラミック鉱山となって少しずつ削りとられている」という記述があります。

私たちの世界でも、何か「鉱山」として活用できる工業製品が小型家電の他にもあるかもしれません。資源の奪い合いで共倒れになる前に、最大限のリサイクルを考えたいところです。

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