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eco検定にしばしば出題される「我ら共有の未来」と「我々の望む未来」と「共通だが差異ある責任」。

これらはいずれも、環境に関する大きな国際会議で表明された原則や宣言文の名前ですが、名前が似ている上に、それぞれが表明された会議の区別じたいが難しかったりするものですから、混乱しがちです。

そこで、このページでは、クイズを使って「我ら共有の未来」「我々の望む未来」「共通だが差異ある責任」の違いをマスターしましょう。

まずは、1992年の地球サミットで表明されたのはどれかを覚えれば、かなり頭がすっきりしますよ。

問題

地球サミット(国連環境開発会議)で採択された「リオ宣言」に盛り込まれた原則は?次の3つの語句から適切なものをひとつ選んでください。

  1. 我ら共有の未来
  2. 我々の望む未来
  3. 共通だが差異ある責任

解説

1.「我ら共有の未来」は、WCED(環境と開発に関する世界委員会)が1987年に発表した報告書の名前です。

この報告書は、地球環境問題が深刻化し、このままでは人間社会が破滅する可能性があることを訴えました。「持続可能な開発」という考え方を始めて打ち出したことでも知られています。

次に、2.「我々の望む未来」は、地球サミットのフォローアップである「リオ+20」で採択された宣言文です(リオ+20は2012年開催、正式名称は「国連持続可能な開発会議」)。

「我々の望む未来」では、「グリーン経済」が重要なテーマとなりました。グリーン経済とは、ざっくり言うと、環境の質を改善して人が健康で文化的な生活を送れるようにする経済のあり方のことです。

そして、3.「共通だが差異ある責任」は、1992年の地球サミットで採択された「リオ宣言」の第7原則で、これが正解。

「共通だが差異ある責任」とは、これまたざっくり言うと、環境問題に関して先進国と開発途上国の間に生じた意見の対立を調整するための考え方です。

90年代はじめに、これまでさんざん地球環境を破壊しつつ経済発展をとげてきた先進国が

「みんな、経済もいいけど地球がもたないから、このへんでそろそろ環境ってことを考えない?」

と言い出したわけですが、これから経済発展したい途上国からしてみれば、「どの口が言うか」ですよね。

かといって、さまざまな環境問題に気がついている先進国は、これから途上国が環境を破壊するのを黙って見ているわけにはいかない。

そこで、地球サミットでは、

「地球環境に対する責任は共通だけど、これまで環境負荷をかけてきた先進国の方が責任重大だよね。すなわち責任の大きさには差があるよね」

という考え方をリオ宣言に盛り込むことになりました。これが、「共通だが差異ある責任」です。

正解

3

ということで、1992年の地球サミットにおける「リオ宣言」に盛り込まれた原則は、3「共通だが差異ある責任」でした。

選択肢を年代順に並べると、

1987年 WCEDの報告書「我ら共有の未来」
1992年 地球サミット リオ宣言第7原則「共通だが差異ある責任」
2012年 リオ+20の宣言文 「我々の望む未来」

となります。地球サミットのリオ宣言は、eco検定頻出。他の原則についても、クイズとして取り上げる予定です。

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