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今日の英語学習も、TED音声のディクテーション。選んだトークは、Sanford Biggers(サンフォード・ビガーズ)氏の“An artist’s unflinching look at racial violence”だ。

“unflinching”は「断固とした」「ひるまない」という意味だが、日本語のスクリプトでは、「人種間暴力を正視するアーティストの眼」というタイトルになっている。

動画では、ビガーズ氏の二つの作品が紹介される。花びらに18世紀の英国の「奴隷マニュアル」の図が彫り込まれた蓮の花のオブジェ“Lotus”と、アフリカの木彫りの人形を銃撃し型をとって作成した彫像“BAM”。

“BAM”は、2012年以降米国で相次いでいる、警察によるアフリカ系市民の銃撃事件や、自身の体験を考えながら制作したそうだ。

2:04からのパラグラフで解説されているのだが、文の構造が入れ子になってて、英語スクリプトと日本語訳を合わせ見た後でも、かなり難しいと感じた。

In consideration of these victims and the several times that even I, a law-abiding, Ivy League professor, have been targeted and harassed at gunpoint by the police, I created this body of work simply entitled “BAM.”
Sanford Biggers
An artist’s unflinching look at racial violence(英語トランスクリプション)
より

“several times”から“ by the police”までの間(■)を抜いて考えると、分かりやすいかも。なお、“body of work”は「一連の作品」という意味。私の場合、これが分かってなかったので、「“body”?彫像のことか?」などと、混乱がさらに深まった。

In consideration of these victims and the several times ■, I created this body of work simply entitled “BAM.”

 これらの犠牲者と何度かの時のことを考えながら
 私は創った この一連の作品を
 単純に『BAM』と題された

■の部分は“several times”を修飾しているのだが、この中がさらに入れ子。“a law-abiding, Ivy League professor”が“I”を修飾している。

(times)that even I , a law-abiding, Ivy League professor, have been targeted and harassed at gunpoint by the police.

 
 それは(時)だ 私でさえ
 —法に従うアイビーリーグの教授なのだが—
 標的になり 銃を突き付けられ苦しめられてきた
 警察により 

いやー、インテリで善良な市民がアフリカ系ってだけでお巡りさんに脅されるとしたら、アメリカもんげー怖いところズラねー。氏の作品が、実りある対話のきっかけになることを願う。今日の単語。

transcendence 超越、悟り
cross-section 断面図
digress 話がそれる (let me digressで「話題を変えましょう」)
Ivy League アメリカの名門大学
law-abiding 法に従う
body of work 一連の作品

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