スポンサードリンク

私がeco検定の勉強で最も手こずったのは、世界的な環境問題への取組みの歴史です。公式テキストには年表が掲載されていますが、「国連なんたら会議」だの「○○宣言」だの、似たような名称がたくさん登場し、全く覚えられる気がしませんでした。

宇宙に浮かぶ地球のイラスト
©素材屋小秋

しかし最終的に何とか暗記できたのは、年表のうち、まず覚えるべき対象を5つに絞り、「マインドマップ」を使って整理したから。eco検定の年表を暗記する際のヒントとなれば幸いです。

年表の暗記におすすめのツール「マインドマップ」

eco検定の勉強は、ノートや単語帳を作成せず、基本的にテキストや問題集の加工や通読で済ませました。しかし、国際的な会議や条約、宣言の年表は、読むだけではどうしても理解できず。

そこで、テキスト通読の際に、マインドマップ形式でメモをとることにしました(無料のソフトのFreeMind使用)。

FreeMindの日本公式サイト

マインドマップとは、ある対象を中央に置き、そこから関連するキーワードやイメージをつなげながら描いていく分析・表現の方法のことです。キーワードやイメージをつなげていく手法は、脳がものを記憶したり分析したりする方法に近いのだとか。

「eco検定」のマインドマップ
FreeMindを使って「eco検定」を中心にキーワードを展開してみたところ

今日はそんなマインドマップの中から、環境問題への国際的な取組みの年表をまとめた部分の一部を紹介します。「地球サミット」「パリ協定」「京都議定書」「SDGs」などの年表上の位置づけを整理してしまいましょう。

年表からまずはこの5つを覚えよう

環境問題への国際的な取組みの年表に関しては、まず

  • 国連人間環境会議
  • 環境と開発に関する世界委員会(WCED)
  • 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)
  • 国連環境開発会議(地球サミット/UNCED)
  • 2030アジェンダ

の5項目を覚えてしまうのが早いかと思われます。

環境問題関連の重要な国際イベント

これらの会議や組織は、それ自体も重要ですが、環境保護への取組の大きなイベントであったり、後の会議や条約の基礎となったりしたものです。

「リオ+10」「リオ+20」とか「パリ協定」なんかは、これらの会議や組織の枝葉と考えると分かりやすいかと。では、上から順番に展開して行きましょう。

国連人間環境会議(1972年)とは

環境問題に対する世界的な取組みのひとつとして、年表の最初に登場するのが「国連人間環境会議」。国連初の環境問題に関する国際会議で、1972年にストックホルムで開かれました。ここでの勧告をふまえて、「UNEP(国連環境計画)」が設立されています。

国連人間環境会議とは

国連なんたら会議というのは他にも色々あり、紛らわしいので「ストックホルム会議」と覚えてもいいかと思います。とりあえず1972年に国連初の環境問題に関する国際会議があり、UNEPが設立されたということで、暗記してしまいましょう。

ちなみにUNEPは、国連内部の環境政策の調整を行う事務局のような機関。地球環境展望(GEO)を発表したり、ミレニアム生態系評価を実施したりもしてます。本部はナイロビ。

環境と開発に関する世界委員会(1984年設立)とは

さて、ストックホルム会議から12年後の1984年には、環境と開発に関する世界委員会(WCED)が設立されました。

ここの1987年の報告書「我ら共有の未来」は、人間が「持続可能な開発」という考え方を基礎とした考えにシフトすることを提唱。現在、環境問題を扱うにあたって、広く受け入れられている指針の誕生です。

環境と開発に関する世界委員会とは

「評価報告書」のIPCC設立は1988年

「我ら共有の未来」発表とほぼ同じ頃、1988年には、前述のUNEP(国連環境計画)と世界気象機関により、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)が設立されました。

IPCCとは

IPCCは、気候変動に関して、最新の知見を集め、客観的な「評価報告書」を発行する役割を担う組織です。

最新の第5次評価報告書(2014年)では、「気候システムの温暖化は疑う余地がない」とされ、その裏付けとして「世界平均地上気温は1885年から2010年までの間に0.85℃上昇した」などのデータが示されています。

超重要!国連環境開発会議(地球サミット/UNCED)

1992年、私の記憶では、一般人の間にも「エコロジー」なる言葉が広まってきた頃でしたが、リオデジャネイロで「地球サミット」が開催。

この会議、「リオ宣言」「アジェンダ21」が採択されたことで知られていますが、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)と生物多様性条約の署名が開始されたという点でも重要です。eco検定の年表の中でも最重要。もう超頻出。

国連環境開発会議(地球サミット)

京都議定書や、パリ協定は、国連気候変動枠組条約の締約国会議(COP)で採択されました。京都議定書が1997年のCOP3で、パリ協定が2015年のCOP21。

国連気候変動枠組条約と生物多様性条約の署名開始

で、名古屋議定書と愛知目標は、2010年の第10回生物多様性条約締約国会議(COP10)で決まったこと。国連気候変動枠組条約と同じく「COP」とか「議定書」とかの言葉が使われていますが、生物多様性の話です。気候変動の話と混同しないように注意。

生物多様性条約締約国会議

なお、地球サミットと同じくeco検定頻出の「リオ+10」「リオ+20」は、1992年の会議のフォローアップと考えると覚えやすいです。

リオ+10とリオ+20

「+」の後の数字は地球サミット開催年の1992年にプラスする年数。「リオ+10」は2002年、「リオ+20」は2012年の開催。「リオ+10」だけ、会場がリオデジャネイロじゃなくてヨハネスブルグです。

新しい枠組みSDGsとは?

そして最後、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」。2015年の国連持続可能な開発サミットで採択されました。アジェンダは「行動計画」という意味。

持続可能な開発のための2030アジェンダ

で、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」で掲げられた具体的な目標が、「持続可能な開発目標(SDGs)」。先進国と途上国がともに取り組む普遍的な目標で、「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」「安全な水とトイレを世界中に」など17の項目が盛り込まれています(公式テキスト26ページ参照)。

SDGs
持続可能な開発目標(SDGs) | 国連開発計画(UNDP)より

詳しくは別の機会に譲りますが、SDGs関連の問題は、今後しばらくeco検定に出題されるかと。新しい話なので、過去問ベースで勉強していると、見落としてしまう恐れがあります。くれぐれもご注意を(※追記 2017年7月の検定に出題されました)。

ということで、以上、この記事ではeco検定公式テキストの環境問題への国際的な取組みの年表から、重要なところを拾って整理してみました。

始まりは1972年で、最新の取組みの一つはSDGs。節目に「持続可能な開発」の提唱や、IPCCの設立、地球サミットの開催といった重要なイベントがあったことを、まずは押さえてしまいましょう。

スポンサードリンク