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問題集だけじゃなくて生英語にも触れた方がいいよって話をよく聞くので、CNNとかBBCとかのサイトを見てみるのだが、その度に挫折する。語彙や言い回しの難度が高かったり、トピックに馴染みがなかったりするためだ。その点、お薦めなのが、「JAPANTODAY」。

JAPANTODAY
http://www.japantoday.com/

日本国内の話題を英語で紹介するサイトなのだが、単熟語や文の構造が比較的平易。TOEICのPart7におけるニュース記事やプレスリリースぐらいのレベルだ。話題が身近なところもいい。先日は、最近何かと話題の「マタハラ(マタニティ・ハラスメント)」についての記事が登場していた。

Japan stumbles over baby steps to encourage working moms

そのまま読むのがしんどい場合は、メモ帳などにコピペして、意味の切れ目で区切りながら読むといいと思う。試しに、上の記事の一部にスラッシュを入れ、意味のかたまりごとに訳してみた。以下に引用するので、ご参考。

Akane had always enjoyed her job at a Tokyo call center / until, unlike many Japanese mothers, she decided to return to work / after finishing her maternity leave.

Akaneは東京のコールセンターで楽しく働いていた
多くの日本の母親と異なり 仕事に戻ることを決めるまでは
産休を終えた後

“maternity leave”は「産休」。押さえておこう。ちなみに、男性の育児休暇は“paternity leave”という。

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It was not long / before colleagues started picking on the 30-something mother / for working shorter hours or being away from the office due to child-care issues.

長くなかった
同僚たちがその30いくつの母親(Akane)をいじめるようになるまで
子どもの世話のため時短勤務をしたりオフィスを空けたりするという理由で

“pick on”は「いじめる」とか「いびる」とかいう意味。TOEICにこれが出るようになったら、世も末かなという気がするが、一応。

“the 30-something mother” は、Akaneさんのこと。英語のニュースの文章では、対象となる人物の氏名を連呼せず、可能な限り属性や肩書、年齢などに置き換えて言う傾向があるので、慣れておきたい。

She is not alone. Harassment of working mothers is a growing problem in Japan, possibly aggravated by government policies aimed at keeping women in the workforce, experts say.

彼女だけではない
日本ではワーキングマザーへの嫌がらせは深刻さを増す問題だ
おそらく女性を労働人口にとどめようという国の政策によって悪化している
専門家によると

harassment ハラスメント
aggravate 悪化させる
workforce 労働力、労働人口

国「女性も輝きましょう!」
ワーキングマザー「子どももキャリアもあきらめたくない!」
会社(表)「わが社は働く女性を応援します!」

このへんのニーズは一致している。しかし、

会社(裏)「ということで○○さんが時短勤務で復帰します。人員の補充はありません」
同僚「ええ!?こっちにしわ寄せが?」

という事情がある場合は、いろいろ軋轢が生まれるだろうなーと思う。

Akane said / her superiors were little help / and the constant harassment—mostly from female colleagues—forced her to make a decision.

“I said ‘I’m leaving, I can’t stand it,’” said Akane, who asked that her surname not be revealed.

“The surprising thing was that / this was mostly the attitude of my female colleagues / rather than the men.”

Akaneは言った
上司は助けにならなかった
そして継続的な嫌がらせが—ほとんどは女性の同僚からなのだが—彼女を決断に追い込んだ

「私は言いました『辞めます。耐えられません』」
Akane(名字は公表しないでほしいと頼んだ)は言った

「驚いたことに それは殆ど女性の同僚の態度でした 男性よりはむしろ」

colleague 同僚
stand 耐える、我慢する
surname 姓、名字 

残念ながら、Akaneさんの会社は、「制度は設けるけど、あとは従業員どうしで協力しあってよろしくね」という体制だったのではないだろうか。

あと、同僚女性が、キャリアor子育てのどちらかしか選べなかった時代に20~30代を送った人とか、子供がほしくてもできない人で、いろいろな黒い感情を抑えることができないタイプだったという可能性もあるが。難しいな。

さて、最後にもうワンフレーズ。“stem” は「茎」、“staff”は「人員」を表す単語だが、下記のような意味もあるので要注意。

To stem a shrinking labor force, rapidly-ageing Japan is offering benefits for young mothers—such as flexible working hours, including no night shifts—to staff the nation’s offices and factories.

労働人口の縮小を食い止めるため
急速に高齢化が進む日本は若い母親のための恩恵を提案している
夜勤なしを含むフレックス勤務のような
国内のオフィスや工場に人員を置くために

stem 食い止める
staff 人を置く

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