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森田鉄也さんの摸試特急(新形式対応)に、「もう行かなくちゃ」という意味で“Got to go.”が登場。新形式のTOEICでは、省略形や「文の一部分(TOEIC公式サイトではこれをFragmentsと表現)」を含む会話が流れるという話だが、Part7(長文読解)の模擬問題で遭遇したので驚いた。

英辞郎によると、“Got to go.”は “I’ve got to go”の文頭のI’veが省略された形だという。しかし、そもそも“have got to”という言い回しになじみがないので、意味を調べてみたところ、

have got to
~しなければならない◆【同】have to
~に違いない、~であるはずだ、(どう考えても)やっぱり~だ

have got toの意味・用例|英辞郎 on the WEB:アルク より引用

とのことであった。「~しなければならない」という意味で、“have to”と同義とあるが、双方の例文を見たところ、“have go to”の方が“have to”よりは緊急度や必然性が低い感じである。

で、ここで思い出したのだが、新形式TOEIC対応の公式問題集に、“have go to”が使われた一文があった。TEST1のパート4(リスニング、説明問題)。

You have got to tell me where you found the recipe.

電話の留守録メッセージの一部。音声は、「ちょっと~あなたどこであのレシピ見つけたのよ~教えてくれなくちゃ~」という調子である。特に知らなくても困らないけど、一応持ち上げとくか、みたいな感じ。

ちなみに、この後に続く発言には、さりげなく聞き手を下げているように取れる箇所があり、じわじわくる。聞き手が舐められているのか、それとも日頃からマウント合戦をくりひろげている女性たちなのだろうか。シリーズ化を希望したい。

ところで、“you have got to”で思い出したのがこの曲。ローリングストーンズの「Sticky Fingers」に入ってる“You Gotta Move”。

You Gotta Move (The Rolling Stones)

確か“you gotta move”の部分は、確か「動かなきゃ」みたいに訳されていたと記憶している。“gotta” は“got to”の省略形。しかし“have”がない。

前述の“Got to go.”の場合は、I’veが省略されたものとのことだが、haveだけが抜けたりするのだろうか?“have got to”と“got to”もしくは“gotta”の違いは?

これについては、“You Gotta Move”のWikiにヒントがあった。

Beginning around the 1940s, / the song has been recorded / by a variety of gospel musicians, usually as “You Got to Move” / or “You’ve Got to Move”. // In 1965,/ Mississippi bluesman Fred McDowell recorded it / as a slow, slide guitar Hill country blues solo piece. // His rendition inspired many subsequent recordings, / including a popular electric-combo version / by English rock group the Rolling Stones, / who performed and recorded the song / in 1969, / which was released in 1971 / on the Sticky Fingers album.

Wikipedia-You Gotta Move (song) より引用。※分かりやすいようにスラッシュ挿入。太字も筆者

ごくごく大雑把に訳すと、

「この曲は、1940年代ぐらいから色んなゴスペルミュージシャンによって、”You Got to Move” あるいは “You’ve Got to Move”として録音されるようになった。ブルーズマンのフレッド・マクダウェル(Mississippi Fred McDowell)が1965年にスライドギターによるヒル・カントリー・ブルーズとしてレコーディング。彼の演奏は後に続くものに影響を与え、そこにはストーンズのバージョンも含まれる」

という内容。これを読む限り、“have got to”と“got to”には違いがないということでいいようだ。

そして、“I have got to”から“have”のみを省いた“I got to(gotta)”という言い回しも可能である模様。KINKSに “I Gotta Move”という曲がある。

さて、ミシシッピへ、英国へと話が広がりすぎたところで、冒頭の“Got to go”(もう行かなくちゃ)に戻って、要点をまとめてみよう。

  • 短縮しない言い方は“I have(I’ve)got to go”
  • “have”を抜いて“I got to go”という言い方もできる
  • さらにくだけた言い回しだと“I gotta go”“Gotta go”

これで、新傾向TOEIC攻略に一歩近づいただろうか。今後も、問題集などで省略形やFragmentsを見かけたら、取り上げていきたい。

“Got to go”が登場する模試特急はこちら

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