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公式問題集のPart7をサイトラ(サイトトランスレーション)していて、動詞の “feature” の意味、訳し方で悩んだので、まとめておくことにする(引用あり。これから公式問題集で力試しをする人はご注意を)。

動詞の“feature”には、次のような意味がある。

feature
【自動】
〔映画などで〕主役を演じる
〔計画などで〕考慮する、計算に入れる
【他動】
〔イベントや記事で〕~を呼び物にする、~を特集する
〔映画で人を〕主役にする、〔歌手を〕客演させる
~の特色となる、~を特徴付ける
〈話〉~を心に描く、~を想像する文例

(featureの意味・用例|英辞郎 on the WEB:アルクより引用)

TOEIC公式問題集の解説・回答編では、「主に扱う」「特集する」「取り上げる」などと訳されている。

1.「主に扱う」と訳されている feature

The store features artists / from the 1800s / to rising stars / seen on television today.
(TEST1 Questions 181-185 店のウェブページ設定の文書より 太字は筆者、以下同様)

この文の和訳は「当店では1800年代から現在テレビで見られる新進のスターに至るまでのアーティストを主に扱っております」。「主に」というには幅が広すぎるような気がするが、その疑問はちょっと脇において、次行ってみよう。

2.「特集する」と訳されている feature

「特集する」という訳があてられているのはこちらの2文。

I’ve been interested / by many of the authors / that have been featured on the show / so far, but last evening’s guest / was especially entertaining.
(TEST Questions 186-190 番組のファンからのメールという設定の文書より)

“that have been featured on the show” の部分は「今までに番組で特集された」という意味で、“the authors”(作家たち)にかかっている。

もうひとつ。和訳は「Tasty Bites誌が(中略)私たちのレストランを特集してくれます」。

Exciting news—Tasty Bites Magazine will be featuring / our restaurant / in an article / about Dublin’s best dining establishments!
(TEST1 Questions 195-200 店員から従業員へのお知らせという設定の文書より)

これだけ見ると、ラジオやテレビの番組、雑誌という文脈で “feature” といえば、「特集する・される」という意味ととらえてよさそうだ。しかし。

3.「取り上げる」と訳されていた feature

こちらはラジオ番組だが「取り上げられた」という訳が付されていた。

Featured recipes will be available / on our Web site / after tonight’s show.
(TEST Questions 186-190 ラジオ番組の予定表という設定の文書より)

番組の主題が “super food” で、レシピはその一部だから「特集」はふさわしくないということなのだろうか。「メイン」「目玉」という意味を帯びない使い方もあるのだな。

4.公式の訳が悩ましい feature

で、最も悩んだのがこちら。ぱっと見「主に取り扱う」という意味でよさそうだ。

The menu features / traditional Irish dishes / prepared by chef Deirdre Hanrahan.
(TEST1 Questions 195-200 グルメ記事という設定の文書より)

しかし、訳を見ると、「メニューは、(中略)伝統的なアイルランド料理が特色となっている」とある。確かに “feature” には「~の特色となる」という意味はあるが、しかし、それだと「メニューがアイルランド料理の特色となる」ということになってしまい、よく分からない。

今日のところは、あまり深く考えず、「アイルランド料理が特徴なんだなー」ぐらいに捉えておこう。そうしよう。

と思ったが、やはり気になるので、亭主(TOEIC860、英検1級に向けて学習中)に聞いてみたところ、

もう「フィーチャーする」でええんちゃう?

という投げやりなのか前向きなのかよく分からない答えが返ってきた。おそらく “feature” の概念に即応する日本語がないので、カタカナ語として使われるようになったのだろうとのこと。なるほどなー。

ということで、日本語の文章に登場する「フィーチャーする」や、アーティストが共演するときの「フィーチャリング○○」の言わんところを、何となく理解してきたという人は、それ以上無理に訳さなくてもいいのかもしれない。

少なくとも、リスニング、リーディングにおいてはそれで充分だという気がしてきた。あ、「フューチャーする」「フューチャリング」ではないので念のため。これは恥ずかしい。

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