スポンサードリンク

eco検定の頻出事項のひとつ「生態系サービス」の種類と分類についてのクイズです。

私たちの暮らしは、水や空気、食料や資源、安定した気候など、生態系のはたらきから得られる「恵み」によって支えられています。

2000年代初めにUNEP(国連環境計画)が行った「ミレニアム生態系評価」は、これらの恵みを「生態系サービス」と呼び、提供される機能別に分類しています。

生態系サービスの分類は4つ。「供給サービス」「調整サービス」「文化的サービス」「基盤サービス」です。以上をふまえて、次のクイズにチャレンジしてみてください。

問題

生態系の恵みのうち、栄養塩(窒素、リン、カリウムなど)の循環、土壌の形成、光合成による酸素の供給といった機能は、UNEPのミレニアム生態系評価では何サービスと呼ばれるでしょう。次の3つの語句から適切なものをひとつ選んでください。

  1. 調整サービス
  2. 供給サービス
  3. 基盤サービス
  4. 文化的サービス

解説

選択肢の1.「調整サービス」2.「供給サービス」3.「基盤サービス」4.「文化的サービス」は、国連のミレニアム生態系評価(Millenium Ecosystem Assessment、略して「MA」ともいいます)の生態系サービスの4分類です。それぞれの意味を順番に確認していきましょう。

まず、1.「調整サービス」には、気候の調整、洪水の制御といった自然災害を防止・軽減する機能や、病害虫をコントロールしたり水量や水質を調整したりする機能が含まれます。

次に、2.「供給サービス」は、食料、淡水、原材料(木材、繊維、鉱物、薬用の資源など)を供給してくれる機能のこと。

3.「基盤サービス」は、土壌、酸素、栄養塩を供給したり形成したりする機能。すべての生態系の基盤となる機能です。

最後、4.「文化的サービス」は、自然景観の審美的な価値や、教育・レクリエーションの場としての機能。

よって、問題の「生態系の恵みのうち、栄養塩(窒素、リン、カリウムなど)の循環、土壌の形成、光合成による酸素の供給といった機能」の答えとして正しいのは、3の「基盤サービス」です。

「循環」「供給」などのキーワードから、「調整サービス」「供給サービス」でもよさそうな気がしますが、eco検定の公式テキストによる定義では、「栄養塩の循環」「土壌の形成」「酸素の供給」と来たら基盤サービスです。

食料、水、資源など、一般に言う自然の恵みが「供給サービス」、気候や災害、疾病に関連するのが「調整サービス」であるのとあわせて覚えておいてください。

「文化的サービス」は、他と性質が違うので分かりやすいですよね。自然の恵みを「景色の美しさ」「癒される」「子どもの情操教育」という文脈で語る場合、この文化的サービスに着目していることになります。

正解

3

ということで、クイズの正解は3「基盤サービス」でした。

UNEPによるミレニアム生態系評価(MA)の生態系サービスの分類には、「供給サービス」「調整サービス」「文化的サービス」「基盤サービス」の4つがあることと、それぞれの機能を覚えておくことは、eco検定合格に必須です。しっかり整理しておきましょう。

なお、eco検定の公式テキストの解説によると、4つのサービスは並列ではなく、基盤サービスが残りの3つを支えるという構造になっているようです。

公式テキストの図表「生態系サービスの種類と分類」の構造を参考に、4つのサービスを色分けしてアイコンを添えてみました。MAの生態系サービスの分類を暗記する際の、記憶のフックとなりましたら幸いです。

生態系サービス

参考資料:改訂6版 環境社会検定試験eco検定公式テキスト

スポンサードリンク