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ともに「差し迫った」という意味を持つimminentとimpendingの違い。先日、2012年度第3回英検1級リスニングPart2問題C“Volcanoes”をディクテーションしていて悩んだので、この記事では、それを取り上げることにする。

まず、この文章のテーマは、火山の噴火予知。世界では5億人が活火山のそばに住んでおり、過去300年間に26万人が犠牲になっているという。予知の精度を上げることは重要だ。

“imminent”は以下の文で使われている。

Residents living nearby active volcanos depend on monitoring by scientists to provide a warning if an eruption is imminent.

出典:2012年度第3回英検1級リスニングPart2
2014年度版 英検1級 過去6回全問題集 (旺文社英検書)

他方、“impending”が使用されている文はこちら。

scientists have had to rely on seismic measurements taking from a distance to gain clues about impending eruptions.
(引用同上)

“imminent”“impending”をそれぞれを「英辞郎」で調べてみた。

imminent
【名】
切迫流産
【形】
〔嫌なことが〕今にも起ころうとしている、切迫した、差し迫った、目前に迫った、迫り来る、間近の、近接した、目と鼻の先の

imminentの意味・用例|英辞郎 on the WEB:アルク

impending
【形】
差し迫った、切迫している、今にも起こりそうな、迫り来る、近い将来の、近々の

impendingの意味・用例|英辞郎 on the WEB:アルク

うーむ、どちらも似たような。違いといえば、“imminent”には「目と鼻の先の」などの距離の近さを表す意味があることと、「切迫流産」という意味の名詞があることとか。

でも、この英検問題では、“imminent”“impending”もともに、もうすぐ噴火しそうな火山という文脈で使われている。

違いは、位置だ。

an eruption is imminent

impending eruptions

これらのフレーズの“imminent”“impending”をそれぞれ入れ替えてみても、英語として成り立つのだろうか。ということで、例文を探してみた。

“imminent eruption”で検索すと、すぐに使用例が見つかった。

Volcanic fumes warn of imminent eruptions | Science | AAAS

他方、“eruption is impending”でググったところ、検索結果1~3ページ目に表示されるタイトルや抜粋の文は、ことごく“impending eruption”あるいは“impending volcanic eruption”ばかり。

では、“eruption”をもっと汎用性の高い“danger”に置き換えてみたらどうだろう、ということで“danger is impending”で調べてみたら、やはり“impending danger”という結果ばかりが返ってくる。

どうやら、“imminent”はどちらでも使えるが、“impending”は前からの修飾のみにとどめておいた方が無難そうだ。

その他、この問題で学んだ他の語句はこちら。

seismic地震の
silicon carbide 炭化ケイ素

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