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2月18日に、IIBCから新形式対応のTOEIC公式問題集が発売されるのを皮切りに、新形式TOEIC対策の講座や書籍が多数リリースされると考えられるが、出揃うまでには時間がかかるだろう。

ちなみにこちらが新形式対応の公式問題集なのだが…

教材が出そろうのを待つ間に、どんな勉強をすればいいのか?TOEIC講師や、満点ホルダーの皆さんが語る、新形式TOEICの傾向や対策・勉強法をまとめてみた。

小手先のテクニックは通じにくくなる

「EigoBuffet(英語ビュッフェ)」などを運営する山内勇樹さんは語る。従来のTOEICでは、説明文の全体を読んだり聞いたりしなくても解ける問題があったため、多くのTOEICスクールが、解答に関わる部分だけ読み解くようなテクニックを教えていたそうだ。しかし、

新TOEICでは、そうした小手先のテクニックは通じにくくなる。会話の文脈やその場の雰囲気まで認識しないと解けない問題が出されたり、使われる英語も“TOEICらしい”教科書的な英語だけでなく、実際に使われるフランクな英語表現が増えたりする。
10年振りに改訂する「新TOEIC」攻略のツボ | 英語学習 | 東洋経済オンライン より引用)

とのこと。従来のTOEICでも、一部だけを読んで答えられる問題は減っていると言われてきたが、その傾向がより顕著になるということだろうか。が、対策としては何をすればいいのだろう?

TOEIC講師や満点(990点)ホルダーはこう語る

TOEIC対策講座を運営するアルクは、Webで2015年11月より「TOEICが変わる」という連載を開始。内容はあまり濃くないが、TOEIC講師や満点ホルダーに、変更点や対策を尋ねたインタビュー記事は参考になりそうだ。

うち、「受験生に勉強法等についてのアドバイスをお願いします」という質問の答えを引用してみる。

新形式は10%。今までと同じ形式の問題集を、まずはがんばったほうがよいと思います。
(8)TOEICの変更を、英語講師の中村信子さんはこう見る|TOEICテスト対策|アルク より引用)

「10%」というのは、TOEICの開発元であるETSが、10%弱の部分だけが変わると言っているという話なので、それを受けての発言と思われる。従来の形式の問題集も使えるというのは心強い。

今はしっかりとした英語力を磨くことに専念することをお勧めします。リスニングでは、繰り返し音声を聞いて英語の音に慣れ、英語を聞きとる基礎力をブラシュアップしてください。リーディングでは、パート7の問題を解いた後、知らない単語、表現を調べ、早く正確に読める力を付けてください。
(9)TOEICの変更を、TOEIC990点(満点)保持者の八島晶さんはこう見る より引用)

今後は真の英語力をつけないと点数が上がりにくくなります。日頃から、音読や長文読解などで英語に触れる機会をたくさん持つようにしましょう。
(10)TOEICの変更を、TOEIC990点(満点)保持者のOさんはこう見る より引用)

どうやら従来の教材を素材に、リスニングやリーディングを強化するのがよさそうだ。しかし、「真の英語力」と言われても途方に暮れてしまう。もっと新形式TOEICに特化した攻略法はないのだろうか?

3パッセージ問題は、記憶がモノをいう?

従来のTOEICの読解問題(Part7)にも、複数の文書を参照して解く問題はあったが、文書の数は二つまでだった。ところが、リニューアル後のPart7には、三つの文書を読み解く問題(いわゆる「3パッセージ」)が新設される。その対策として、有効そうだと思ったのは、”西宮一発音にこだわるTOEIC講師”こと天満嗣雄さんが語る手法だ。

結局、全部(3文書とも)を一気に読んで、文書の内容とそれらの関連を頭に入れておいて、記憶を頼りに一気に解くというのが楽です。

内容が頭に入っていれば確認しに行かなくて済むわけやからね。探す必要がなくなる。一番、面倒くさい部分を省略できるわけです。
西宮一発音にこだわるTOEIC講師: 一気に読んで頭で整理 より引用)

いやそれができれば苦労はないんだけどな、と突っ込みを入れそうになったが、トレーニング法はあるようだ。

この本(※)でも「一度聞いた内容、一読した内容を出来るだけ詳しく書き出す」というトレーニングを入れましたけど、そういう訓練をして内容を頭の中に整理しながら読んで内容を覚えておく力がますます重要になってきますな。
(引用同上 ※は筆者注)

※『2カ月で攻略 TOEIC(R)テスト 900点! (TOEICテスト 残り日数逆算シリーズ)

なるほど、2パッセージでもどこに何が書いてあったかを探すは難しいのだから、3パッセージになるともっと困難になるだろう。「整理しながら読んで内容を覚えておく力」を身に付けておくと、Part7の時間が大幅に短縮できそうだ。

なお、天満さんは、TOEICとは話題が異なるものの、TOEICより長い、英文サイトのニュース素材を使って練習すると、もっと高負荷なトレーニングができるとも書いている。

まとめ

ということで、TOEICに詳しい皆さんが一様に言っているのは、小手先の対策法はないと思え!ということのようだ。リニューアル後の公開テストが回を重ねれば、効率のよい解き方を編み出す人も出てくるのかもしれないが、今のところは、既存の問題集などを利用して、聞く力、読む力を高めるのが吉だと思われる。

考えてみれば、小手先のテクニックで企業の求めるTOEICスコアを獲得したところで、英語が使えなければ困るのは自分だ。今回のリニューアルをきっかけに、自分は「英語を勉強している」のであって、TOEICはその一手段にすぎないというふうに、考えを切り替えた方がいいのかもしれない。

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