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eco検定に出題される「グリーンコンシューマーの10原則」。オリジナルは1994年に出版された本『地球にやさしい買い物ガイド―自然を守り、自分を守る』であるらしい、ということをこちらの記事に書きました。

その後、地元の図書館をあたってみたところ、蔵書のなかにあり、貸し出し可能であることが判明。実際に手にとることができましたので、オリジナルの10個の「グリーンコンシューマー原則」を引用させていただきたいと思います。

地球にやさしい買い物ガイド版「グリーンコンシューマー原則」

①必要なものだけを買う
②ごみは買わない。容器は再使用できるものを選ぶ
③使い捨ての商品は避け、長く使えるものを選ぶ
④使う段階で環境への影響が少ないものを選ぶ
⑤作るときに環境を汚さず、作る人の健康をそこなわないものを選ぶ
⑥自分や家族の健康や安全をそこなわないものを選ぶ
⑦使ったあと、リサイクルできるものを選ぶ
⑧再生品を選ぶ
⑨生産・流通・使用・廃棄の各段階で資源やエネルギーを浪費しないものを選ぶ
⑩環境対策に積極的なお店やメーカーを選ぶ

(グリーンコンシューマーネットワーク『地球にやさしい買い物ガイド―自然を守り、自分を守る』より 「グリーンコンシューマー原則」より項目部分を引用)

他方、eco検定の公式テキスト(改訂6版)には、「グリーンコンシューマー全国ネットワーク」が提唱する「グリーンコンシューマーの10原則」が掲載されていますが、組織や原則の名前がちょっとずつ異なるのが興味深いところです。

ちょっと紛らわしいので、以下、この記事では『地球にやさしい買い物ガイド』掲載の原則10項目を「オリジナル」、eco検定テキストに掲載されている「グリーンコンシューマーの10原則」を、「全国ネットワーク版」と呼ぶことにしましょう。

全国ネットワーク版の10原則は、こちらに引用させてもらいました。

グリーンコンシューマーの10原則とは?

これを見ると、「化学物質による環境汚染と健康への影響」「生物多様性」「作る人に公正な配分」「環境情報を公開」などのキーワードが盛り込まれ、「環境」の範囲が広がってきたことが分かります。

また、オリジナルの「⑦使ったあと、リサイクルできるものを選ぶ」「⑧再生品を選ぶ」が、「リサイクルされたもの、リサイクルシステムのあるものを選ぶ」と一つにまとめられている点、「近くで生産・製造されたものを選ぶ」という項目が加わっている点にも注目。

この20年あまりの間に、リサイクルが当たり前になり、「地産地消」という考え方が入ってきたことが分かります。

他方、共通しているのは、第1項目に「必要なものだけを買う」が置かれていること。

結局、資源を無駄にせず、炭素の排出を抑え、ごみを減らすことを考えると、ここが重要なんですよね。「3R」の「Reduce(ごみを減らす)」にあたる部分です。

1994年のお買い物事情

ところで、『地球にやさしい買い物ガイド』で語られているのは、グリーンコンシューマーの原則だけではありません。本書には、「環境にいい商品選び」や「環境にいい店」の調査結果、また「地域版買い物ガイド」の作り方なども盛り込まれています。

1990年代の商品事情、問題になっていること、環境に対するスーパー、コンビニの意識を垣間見ることができ、非常に興味深いですね。

例えば、今ではすっかりおなじみの「エコバッグ」が“「エコロジーバッグ」などの名前で売られている布製買い物袋”として紹介されていたり、「厚生省」が1.5リットル未満のペットボトルをまだ認めていなかったり。

ちなみに、ペットボトルの歴史は、こちらの方がコンパクトにまとめてくれています。500mlの小型ペットボトル容器は、1996年まで、業界で自主規制されていたとか。

500ml PETボトル飲料が自主規制されていた理由| ↔20

それはさておき、本に話を戻しますと、当時から、スーパーで売られているトレイ入りの食品や、自動販売機が問題視されていたことがうかがえますが、現在も状況は変わらないようだということが分かったり。

結局、一度手にしてしまった便利なものは手放せないということでしょうか。

かく言う我が家も、現在のスーパーの販売方法やペットボトルを拒否したら、生活が破たんしそうな気がします。

追記:環境市民の「グリーンコンシューマーの買い物 10の原則」

『地球にやさしい買い物ガイド』を作成した「グリーンコンシューマーネットワーク」は、「環境市民」「中部リサイクル運動市民の会」「西日本リサイクル運動市民の会」「バルディーズ研究会グリーンコンシューマー分科会」の4団体から構成されていました。

環境市民とは、京都の認定NPO法人。こちらでは、「グリーンコンシューマーの買い物 10の原則」が掲げられています。

認定NPO法人 環境市民 – グリーンコンシューマー活動

2006年に環境市民が出版した、グリーンコンシューマーについての本。今から11年前、『地球にやさしい買い物ガイド』から12年後の日本のエコ事情が分かりそうです。

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